事例紹介
表参道・青山|ライフスタイル展示会|Fes Liasion様
2020年11月より、表参道にて年間2回のペースで開催されているライフスタイル展示会、Fes Liaison TOKYO。
ブランドの中核概念は「Cultivate Your Mind/心を磨き、文化を創る」と策定しました。初回は11ブランドの出展数でしたが、リブランディングを行った結果、出展者数も増えていきました。現状、売上額は約6倍、収益性はそれよりもさらに高く成長しています。2023年6月にはFes Liaison FUKUOKAも初開催となり、事業は成長曲線を描いています。
競合する展示会の取り組み内容や得意分野など、事細かにリサーチを重ね、フェス・リエゾンが負けないカテゴリーを創出しました。その後、リブランディングを行い、中核概念を定め、ブランドメッセージの強化を図りました。心を磨くことを事業の意義目的に据えているため、事業そのものを通じて、運営チーム、出展者、来場者の人間性が少しでも高められるような展示会を目指すことをゴールに据え、独自性の高い事業を展開できるようになりました。
リブランディングを行った際、最も考えなければならなかったことは、他社とのポジショニングでした。ファッション、オーガニック、ビューティ、SDGsなど、先行する他の展示会のリサーチを行い、フェス・リエゾンは心にフォーカスした展示会を目指すことを選択しました。環境や社会に負担のない事業を行うブランドも増えてきましたが、それらは全て心の判断によるもの。だからこそ、誰かが決めたルールやフレームワークではなく、自分が心で判断できる人間性を育むことをブランドの軸としています。その上で、サステナブルな活動を推進していくという事業ミッションも明確にしたことで、メディアやバイヤーへのコミュニケーションも強化されました。
また当時は、温かみのある展示会との評判は得ていたものの、洗練されたイメージが不足していたので、その点も強化が必要だと舵を切りました。ロゴマークを刷新し、インスタグラムのコンテンツや、出展者へのサービスの内容も毎回工夫を重ね、心を磨く場をつくろうと取り組んでいます。ロゴマークは心から光が溢れている様子を表現し、フェス・リエゾンの考え方や姿勢を形にしました。