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社員に想いを共有

弊社は北欧住宅の注文住宅や店舗の設計・施工を行っています。The Art of Brandingへ入会したきっかけは売上の伸び悩みでした。これまで勉強会のようなものには参加したことはあったのですが、「戦わないブランディング」というフレーズを聞いて、私の考え方と合っているような気がし、入会を決めました。

月に１度実践会や1on1ミーティングに参加した後、少しずつですがブランド育成計画書を埋めたり、書いては書き直すということを行っていました。これまで作ってきたブランド育成計画書を発表するにあたり、その準備段階の資料作りでは、自分の気持ちや考えを整理する感じはあったのですが、これでいいのか確信が持てずにいました。覚悟が決まったのは発表をした後です。第３者に改めて話すことで、不安が勝っていたところが「よし行くぞ」という気持ちに変わりました。The Art of Brandingで発表することで、「家と生きる。」という中核概念を社員に説得しようという気になりました。

また資料を作るにあたり、自分のやりたいこと、根底にあるものは変わっていないということに気づき、そこも説明しなければ着地点が見えないと考えました。そのため、説明する時には自分の小さい頃まで遡り、発表をしたのですが、この発表の後、同じように社員にも話しました。私の経歴は社員も知っていますが、幼少期にどんなことを考えていたかはきちんと話したことはなかったので、社員と考えを共有することで、社員はフーセットをどのように表現するべきなのか、ただの住宅屋さんという情報発信だったのが、今、変わろうとしています。

今後は入居者様に耳を傾けるというところから始めていきたいと思います。お客様のお話は、将来のお客様につながると考えているので、今までできていなかったことをまずは始めてみたいと考えています。また、私たちの目的は家を建てることではなく、「家と生きる。」ということ。
そのため、まずは家を知ってもらうための、新しい取り組みも現在考えています。また将来的には、社員の育成にも力を入れたり、他県にネットワークを作り、福岡という場所に縛られない展開をしていきたいと考えています。

株式会社フーセット 代表取締役 中西 麻美さま